サックスとカレーが眠る渋谷に舞い降りた(前編 サックスの選定のお話)

日常

こんにちは!ともおです!

突然ですが、あなたはサックスの選定というお仕事をご存知でしょうか?

サックスに限らずですが、楽器には選定というものがありまして、
同じ楽器を吹き比べて、どれが一番良いものかを選び出す作業があるんですね!

楽器(僕の場合はサックスですが)には実は、ものすごく個体差が存在します。

同じメーカーの同じ機種でも、音色やレスポンス、くせなどがひとつひとつのサックスぜーんぶ違うんです。

これを見分ける作業って、
サックスを新しく買おうとしてるサックス初心者、中級者の方には
とってもハードルが高い作業だと思いませんか?

自分のくせなのか、楽器のメーカーのくせなのか、個体差の問題なのか、マウスピースのせい?リガチャー?リード?

そして、まず第一に何本もおんなじ楽器を揃えてくれる楽器屋さんも、
地方ではなかなかなくて、難しいのが現状だと思います。

そこで!!

サックスの演奏に慣れている人が、
代わりに良い楽器を選ぶわけです。これがサックスの選定

なんでこんな話をしているかというと

ででーん

今日は地元いわき市の楽器屋さんからの依頼を受けて、
東京の渋谷でサックス選定のお仕事をちょうどしてきたところなのでした。

今回はセルマーのアルトサックス、ジュビリーⅡという現行モデルのいいやつ、60万円くらいすると思います。
それがこんなに並んで、、、この空間怖え。

僕の場合は楽器だけでなく、マウスピースも選びます。
楽器との相性もありますので、ここは譲らずに必ず選ぶようにしています。

今回は15本。ちょっと少なめ

ココで僕のサックス選定のやり方もちょこっとだけ解説しましょう。

①自分のマウスピースとリードで楽器を一通り吹く
②選び終わったらリードを変えながらもう一度選びなおす
③決まったサックスでマウスピースを選定
④再度リードを変えて1本に決まるまでトーナメント形式で選定を続ける

こんな感じですかね?

そんな変わるんかい?って思う方もいると思いますが、
本当に変わります。

僕はかれこれ20本以上(試奏した本数は100本以上)選定して、
生徒さんやお客さんにお届けしてきましたが、
楽器一本一本、本当にばらっばらです。

すっごく音がこもっていてしまったり、
音がいいのにピッチがめちゃくちゃだったり、レスポンスが悪かったり、
音域によって音が細る、ひどいときはでないとか、、、
結構やばいのもあります。

これだけ高価なものですから、
みなさんぜひよーーく吟味して購入してほしいです。
一生モノのパートナーですからね、結婚みたいなものです(独身がなんか言ってる)

もし楽器購入もうしちゃったよって方は、ぜひマウスピースだけでも
選んでもらうのがいいと思います。これだけでウソみたいに音も変わるし、確実にうまくなると思います。

自分で選ぶのももちろんいいですが、できればプロにお願いして一緒に行ってもらう、難しければ選んできてもらいましょう。
足元見てきて楽器出し渋るひどい楽器屋さんもありますし、
それ以上にやはり知識量が違いますからね。

ただ、プロと一言で言っても、
ジャンルもくせもタイプも一人一人もちろん違いますから、自分の好きなプレイヤー、信頼している人に選定してもらったほうがいいと思います。

僕は自分では、鳴りがよくて深みがあり、
自由度が高い楽器をメインに選ぶように気を付けています。

店頭在庫用に選んで、
誰が吹くかわからない楽器を選ぶことも多いですからね!
その人が持った時に、自分色にすぐ染まってくれるような楽器って素敵だなと思いまして、自由度は高く考えています。
もちろん相違楽器を選ぶと、音色だのピッチだのもおのずと良いものが選べていたりしますし。

難しことを書いちゃいましたが、とっても楽しいサックス選定の話でした(笑)

僕の選定とか全く非公開でないので、
一緒に行ってみたいって人は声かけてくださいね!
全然お連れしますよ!!

今回はここまで!!おやすみなさい!

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